相田紳太郎blog

ご訪問いただきありがとうございます!司法書士の本音トークです。

いかにしてポンコツは変われたのか。

皆さんこんにちは。

 

今回も見てくれて、ありがとうございます。

 

 

 

今日は、井の中の蛙だった私が変わったキッカケについて、お話をしたいと思います。

 

 

 

6年前まで、ポンコツで弱い自分を隠したハリボテのような日々でした。

 

 

勤務司法書士という立場に慣れきっていて、次から次に依頼が来ることが当たり前、

完成させれば問題ないだろう程度のクオリティで依頼をこなす。段々とそんな姿勢になっていました。

そのくせ、この顧客は自分が営業して開拓したんだ。なんてプライドだけが富士山のように高く積みあがっていました。

 

 

 

ノリと勢いで何とかなるでしょ。

営業先のこともロクにリサーチもせず、自分のセールスポイントも分析することなくひたすら世間話だけして、仕事あったら是非!と締める。

そんなことを、営業活動と言っていました。

 

 

 

そもそも、本当の意味でご依頼を頂くと言うこと、

そのありがたさを全く分かっていませんでした。

 

 

保坂との出会い

 

そんな中で、保坂に出会ったのでした。

保坂は、当時独立したばかりで一人で事務所を運営していました。

 

 

ちょうど事務所が軌道に乗り始めた時期で、

自宅事務所から事務所を移転し、

スタッフを雇用し、

時に喜び時に絶望して、

もうこれ以上前に進めないともがき苦しみながら

必死で成長していく様を隣で見てきました。

 

 

 

深夜まで仕事をし、仮眠を取ってからまた朝まで仕事して。

でも、どんな状況であっても保坂は絶対に手を抜くということをしませんでした。

 

 

なんのためにそんなに頑張るんだろう?

 

 

正直、その当時は、

お金は俺が稼ぐから、女性には結婚したら家にいてほしいとか、

今では全く考えられないほど古風な考えの人間で。

 

 

純粋に疑問に思って聞いてみたことがありました。

 

 

 

保坂は、自分に正直に生きていたいと言いました。

自分の意志で決めた道をまっすぐ進みたい。

そして誰もが自由に人生を自分で決められることを証明したい。

 

 

そうして自分がその道を確立できたら、

こんな何もない自分でができたのだから

どんな人でも、公平に生きられる社会と言えるんじゃないかと。

 

 

 

ガンっと頭を殴られたような衝撃を受けました。

 

 

 

もちろん、良い仕事ばかりでは無いわけです。

時に、嫌な思いをしているだろうなと思うことも多々ありました。

 

 

そんな時でも妻は、

どんな相手であっても全力でぶつかり、

少しでも依頼者の利益になるように、妥協することをしませんでした。

 

 

自分に厳しく、相手にも厳しく

 

そして、私に対しても、同じ厳しさを持って、

「それは貴方が悪い」「もっと本を読んだほうがいい」と事あるごとに、

甘やかすことなく公平に判断してくれました。

 

 

 

そのお陰で、うわべだけの仕事なんて、

社会の中で存在している意味が無いのだと気付くようになり、

ほんの小さな一歩であっても少しずつ、社会と繋がっているのだ。

そう、考えが大きく変化したのでした。

 

 

 

こうして、井の中の蛙は大海の中をなんとか泳ぎだしました。

 

 

 

それでは、ごきげんよう

相田紳太郎