皆さん、こんにちは。
今日も見てくれてありがとうございます。
今回は、話を聞く。と言うことについてお話ししたいと思います。
司法書士はとても素敵な仕事
司法書士は、お客さんの懐に入って話を聞くことが出来る職業です。
そして、それがこの仕事の最大の魅力だと思っています。
私のメイン業務は相続手続と遺言作成なので、
人生の大先輩方を相手に、酸いも甘いも色んなお話を聞いています。
さて、話を聞く。ということ、
一見、当たり前でしょ?と、
すごく簡単なように思えるのですが、
『前に頼んだ先生は、全然話を聞いてくれなかった。』
こんなことを本当によく耳にします。
きっと手続に関することばかり質問し、話をするからだと思いますが、
本当にもったいないなあ、と思います。
せっかく話が聞けるポジションにいるのに。
誰しも、自分の話(手続の話)ばかりしていたら、
相手に話をしてもらうことは出来ません。
話を聞く=気持ちを吐き出して貰うこと
ゆっくり話をしてもらい、部屋を出るときには、
少しででも晴れやかな気持ちになっていて欲しい、と願っています。
そして、質問に答えてもらうのではなく、
なるべく自分の話をしてもらえるよう、
話し出すきっかけや、深く話を聞くためのエスコートに努めるようにしています。
生前に行った旅行の話もよく聞きます。
好きだった食べ物、嫌だったことの話。
最後をどう迎えたのかの話。
時には、辛いという気持ち。
本当に沢山の話を聞かせていただきます。
涙を流しながらお話をしてくれる方もいます。
そんなときに、ああ、この仕事をして良かった。
心からそう思います。
だって、一期一会で弊所を選んでいただいたのだから、
私はお客さん達のことをもっと聞かせて欲しいと思っています。
単なる手続の解決だけではなく、
心が楽になるお手伝いができるように。
皆さんも、人の話を聞く。
そんな簡単なこと、キチンと出来ていますか?
それでは、ごきげんよう。
相田紳太郎